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いのうえ皮ふ科

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General dermatology一般皮膚科

アトピー性皮膚炎

「湿疹が繰り返し起きて、塗ってるのに治らないんです。」

アトピー性皮膚炎は、慢性に繰り返す湿疹と皮膚の乾燥が特徴的な皮膚疾患です。小児で発症することが多いですが、成人で発症する場合もあります。アトピー性皮膚炎は複数の要素がからんで起きる複雑な疾患です。まず生まれつき保湿力の弱い乾燥しやすい肌質の遺伝的要素、アレルギー体質のアレルギー的要素、皮膚のバリア機能が弱いためホコリやダニなどのアレルギーの感作が起きやすい要素、社会的ストレスなどのかゆみが悪化する要素、などの様々な要素が複雑に関係しています。このため例えばアレルギー的要素のみに着目して治療を行ってもよくならないばかりか、不必要な食事制限や過度な掃除、高額な民間療法などの問題まで生じてしまうケースもあります。

慢性の皮膚炎のため定期的な通院・治療が必要となりますが、処方された薬をただ塗っているだけでは治療も途絶えがちです。慢性の皮膚炎だからこそ患者様やそのご家族がこの病気を理解し、治療効果を実感できてはじめて治療が続けられ、いい皮膚の状態が維持できると考えています。1回の受診ではなかなかすべてをお伝えできませんが、ご質問や気になる点は通院していただく中で少しずつでもお答えできればと考えていますので、お気軽にご質問ください。

かぶれ(接触皮膚炎)

かぶれ

「同じ場所がよくかぶれます。」

皮膚に直接触れたものが原因となって起こる湿疹をかぶれ(接触皮膚炎)と言います。ご自身で原因がわかっているケースと、原因とは気がつかないまま使用し続けているケースがあります。かぶれは身のまわりにある無数のものが原因になりえます。日常生活のなかで、よく湿疹ができる部位に触れることが多い物についてまとめてみてください。意外なものが原因になっている場合があります。疑わしいものがあれば、《パッチテスト》で原因を特定し、その物に接しないように気をつけることが大切です。

脂漏性湿疹

「フケが増えてきました。」

30歳台にさしかかると、頭皮のフケが多くなったり、大きめのフケが頭皮にこびりついたりする方がいます。また、顔の油っぽい部分が赤くなったりすることがあります。いずれも脂漏部位といわれる皮脂の分泌が盛んな部位に、皮脂を栄養源としたマラセチアというカビ(真菌)の一種が増殖するために起こります。脂漏性皮膚炎では治療を中止すると再発してくることがよくあります。クリニックでの治療に加えて、大切なのは日常生活の見直しです。脂漏性皮膚炎は、生活習慣の改善でかなり予防できる疾患なのです。適切な洗顔、洗髪や食生活(ビタミンB群を多く含む食品を積極的に、脂肪、糖分、コーヒー、アルコール、香辛料などはとりすぎない)も大切ですし、ストレス、過労、睡眠不足なども増悪因子となるので、規則正しい生活を心掛けましょう。

皮脂欠乏性湿疹

「カサカサして痒いです。」

加齢により皮膚の保湿力が低下したり、入浴の際に洗いすぎで皮膚表面の皮脂が低下した状態を乾皮症といいます。この状態の皮膚はバリア機能が低下しているので外部からの刺激を受けやすくなっており、かゆみや湿疹を引き起こします。秋~冬期の乾燥しやすい時期にすね等によくみられます。

薬疹

「薬を飲んだら全身が赤くなりました。」

いわゆる薬のアレルギー反応です。今まで飲んでいた薬で起きることが多いため驚かれる方も多いです。何度か飲んでいるうちに体がその薬剤に対してアレルギー反応を覚えてしまうことがあります。するとそれ以降その薬剤や似た種類の薬剤に過敏反応が起きて皮膚炎を起こします。一般的には内服し始めてから1~2週間で生じる場合が多いですが、中には3週間以上、時に1年以上も内服してから生じることもあります。軽症のものもあれば重症で後遺症を残す場合まであります。重症が疑われる際には速やかに基幹病院をご紹介致します。

乾癬(かんせん)

「フケのついた赤い湿疹が広がってきました。」

乾癬は、境界のはっきりした赤い発疹で、銀白色のフケが付着しています。機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿などにできやすいのも特徴です。皮膚以外にも、爪の変形や関節炎を伴うこともあります。人にうつることは全くありませんが、人目に付く皮膚症状のため、温泉など外出の際に気を使いがちです。

はっきりとした原因はまだ分かっておらず、根治は望めないのが現状ですが、治療によりきれいな皮膚を維持することが目標となります。近年この疾患の治療の進歩が目まぐるしく、従来の治療に加え新しい内服薬や注射薬などが使えるようになり、治療の幅が広がりました。治療に反応がみられなかった方でも皮膚症状がほとんどない状態を維持できるようになってきています。症状の程度と生活スタイルにあった治療方針を一緒に相談してきましょう。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

「手のひら、足の裏に膿をもったぶつぶつができます。」

手のひらや足の裏に数mm大の小さな膿疱(膿をもったブツブツ)が多発し、慢性に経過する皮膚病です。病巣感染説、金属アレルギー説、乾癬説などが考えられていますが、未だ詳細は不明です。感染巣としては扁桃腺炎、副鼻腔炎、歯周病など頭頸部の病巣が主体です。また頻度は少ないですが、歯科金属に対するアレルギーで発症する場合もあります。金属パッチテストで確認が行えますが、金属アレルギーであっても歯科金属の除去がすべての患者様に有効とは限りません。歯科治療も高額となりますので歯科金属除去の際は歯科の先生ともよく相談して決める必要があります。また、タバコは原因ではありませんが症状悪化の要因となりますので、禁煙をお勧め致します。

じんま疹

じんま疹

「虫さされみたいな発疹が急に出てかゆかったのですが、すぐ消えました。」

かゆみの強い、蚊に刺されたような盛り上がった発疹が急にできて、数時間~24時間以内に消えていくものをじんま疹と言います。原因となるものは、食べ物や内服薬、ウイルスの感染など様々で、1ヶ月以上繰り返す場合もあります。

実は、じんま疹の多く(7割程)は原因が不明の特発性であるため、原因が特定できないこともあります。治療は抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などを使用しますが、これら薬剤は眠気がくる場合があり、眠気にも気を配った薬剤の選択を行います。

円形脱毛症

「急に抜け毛が増えました。」

円形脱毛症は、毛根に炎症が起きて縮み、毛が脱落します。円形に抜けることが多いため円形脱毛症と呼ばれていますが、頭全体が抜けたり、眉毛、まつ毛など全身の毛が抜ける場合もあります。患者さんの2割に家族歴があり、円形脱毛症になりやすい遺伝的素因もあります。ストレスなどの環境要素も悪化の要因と考えられがちですが、まだ遺伝的な要素以外は詳しくはわかっていません。最近では成人の発症早期の場合に限りステロイドの点滴が治療の選択肢に加わり、脱毛の進行を抑制する効果が期待できます。入院での点滴が望ましく、3~4日の入院となります。ステロイドの点滴の治療が必要な方には入院可能な病院をご紹介致します。

ニキビ

「顔に赤いブツブツができました。」

ニキビの直接的な原因は、①皮脂の過剰な分泌、②毛穴の詰まり、③アクネ菌の増殖です。過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まり、面皰(めんぽう)という状態になります。これが白ニキビです。この毛穴に溜まった皮脂を栄養源にして、アクネ菌は増殖していき、赤く炎症を起こした赤ニキビとなります。大人のニキビは、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、紫外線、ストレスや生活環境など、様々な要因が複雑に絡み合ってできることが多く、治りにくいのが特徴です。思春期ニキビは、成長期のホルモンバランスの急激な変化が原因で発症します。たかがニキビと放置してしまうとニキビ痕や色素沈着を残してしまいますので、早めに治療することをお勧めします。

帯状疱疹

「体の片側だけに小さな水ぶくれがたくさんできてチクチク痛みます」

帯状疱疹は、体の片側の神経にそって痛みを伴った水ぶくれが帯状に生じます。みずぼうそうにかっかた後、そのウイルスは体の中に潜んでいて、過労、高齢、手術などにより免疫力が低下した際にウイルスが再活性化することによって発症します。帯状疱疹は痛みが残りやすく、この痛みはウイルスによって神経が傷つけられ、さらに皮膚に炎症が加わるために生じます。水ぶくれが治った後も痛みが長く続く場合があり、治療開始が早いほど痛みが軽減されると考えられています。痛みが残ってしまった場合は内服薬による痛みのコントロールを行っていきます。痛みの程度により痛み専門外来(ペインクリニック)をご紹介します。

帯状疱疹の予防接種

2016年4月、50歳以上の方の帯状疱疹予防に、ワクチンが可能になりました。50歳以上の帯状疱疹の発症率は年々高くなっており、80歳までに3人に1人がかかります。帯状疱疹を発症すると、その後の神経痛により痛み、しびれが長引く場合があります。ワクチンを接種することで、帯状疱疹の発症予防、重症化の予防、神経痛の長期化の予防、という効果が期待できます。当クリニックはこのワクチン接種も行っております。

口唇ヘルペス(熱の花)

「疲れがたまると唇に小さい水ぶくれができてピリピリします」

単純ヘルペスウイルスによるもので、初感染は乳幼児期に無症状のうちに済んでしまうことがほとんどです。その後このウイルスは神経節という場所に潜伏し、紫外線曝露や疲労、風邪、外傷などの誘因により再発を繰り返します。発疹の出る前にチクチクする感じなどの予兆の出ることが多く、その時点で内服を始めると治りが早まります。

潜伏している単純ヘルペスウイルスを完全には排除できませんが、再発したまま放置していると皮膚で増えたウイルスがさらに神経節に潜伏するため、再発しやすくなると考えられていますので、早めにしっかり治療することが大切です。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

「足が赤く腫れてきました。」

皮膚のささいな傷から菌が皮膚の深部に侵入して、急速に周囲に感染が拡大して発症します。目に見える傷がなくても起こり得ます。《蜂窩》とはハチの巣のことで、菌が広がる組織とそこに集まる炎症細胞を顕微鏡でみるとハチの巣にみえることから名づけられました。原因菌としては黄色ブドウ球菌が多いですが、他の細菌が原因となることもあります。

臨床的にはささいな傷を受けやすい下腿に発症することが多く、赤く腫れて痛みを伴います。悪化すると発熱などの全身症状を伴うこともあり入院が必要となる場合もあるため、早期の治療が必要となります。感染した菌の種類によっては、急速に拡大し、数時間~数日で命に関わる《壊死性筋膜炎》と言われる重篤な感染症を呈する場合もあり、注意が必要です。

水虫、爪水虫

水虫、爪水虫

「足の指の間がふやけてかゆいです」「爪が白くもろくなってきました」

水虫は、白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)の感染による疾患です。水虫かどうかは皮膚表面や爪の一部を採取し顕微鏡で確認します。一見水虫のように見えても実はただの湿疹である場合もあり、市販の塗り薬でかぶれをおこして来院される方も見かけます。自己判断せず、皮膚科で正確な診断、治療を受けるのが完治への近道です。近年、爪水虫に対する塗り薬も進歩し、爪の奥まで浸透し内服薬に匹敵する治療効果が期待できる薬剤が登場しました。市販薬にはありませんので、皮膚科にてご相談ください。

マダニ

「山から帰ってきたら足に黒い点がついていて、よく見たら虫でした。」

マダニは、固い皮に覆われた比較的大型(吸血前で3~4mm)のダニで、主に森林や草むらなどの屋外で標的が通るのを待ち構えていますが、市街地周辺でもみられます。たいていくっついたその時は気づかず、帰宅後の入浴時などに気づくことが多いです。万が一、マダニが皮膚に吸い付いているのをみつけても無理に自分で取ろうとしないでください。吸い付いているマダニを無理に引っ張るとマダニの一部が皮膚内に残ったり、マダニの中の病原体が入り込む可能性がありますので、そっとそのままにして受診していただければと思います。

疥癬(かいせん)

疥癬はヒゼンダニと呼ばれる小さなダニが皮膚に寄生して起こる皮膚炎です。肌と肌の接触や寝具の共有などでうつります。家族内や施設内で蔓延する場合があり、感染拡大には注意が必要ですが、恐れるあまり時に対応が過剰になりがちです。このヒゼンダニは肌から離れると短時間で死滅するため、直接触れることがなければまずうつりません。適切な対応も含め、ご説明いたします。治療は内服や薬剤入りの入浴を行いますが、卵には薬が効かないため基本的には2回治療が必要です。また治療によりダニが死滅してもダニが起こした皮膚炎はしばらくつづくため治療開始後も1か月ほどはかゆみを伴います。

いぼ(疣贅)

「手や足にブツブツがでてきて、だんだん増えてきました。」

いぼは、ヒトパピローマウイルスが皮膚に感染してできるウイルス性疣贅の俗称です。小さな傷から侵入して感染するため、手足に多くみられます。このウイルスは皮膚の中でも一番深い細胞に感染するため、治療が届きづらく、どの治療法を用いても1回の治療で治ることは珍しいくらいで、何回か治療が必要なことが多いです。再発も多い病気ですが、なかなか治らなかった‘いぼ’がある日突然消えていくことも経験します。必ず治ると信じて根気よく治療を続けましょう。

虫さされ

虫さされ

「何かにかまれたのですが、何の虫ですか?」

よく頂く質問ですが、残念ながらかまれた痕から虫の種類を特定することは困難な場合がほとんどです。刺された環境や虫刺されの部位などから推定します。虫刺されの原因となる主な虫は、蚊、ノミ、ダニ、ブトなど様々です。蚊は人家周辺、野山などどこにでも生息し、ノミはネコやイヌに寄生するものがほとんどです。ダニはイエダニが主体で室内でかまれることが多いです。ブトはハエくらいの少し大きめの虫で、キャンプなどのレジャーの際にかまれます。他にも毛虫、アブ、南京虫など皮膚炎を起こす虫はたくさんあります。場合によっては治療のほかにノミ、ダニの駆除が必要になります。

尋常性白斑

「皮膚が白くまだらになってきました。」

白斑は皮膚にある色素を作る細胞が減少、もしくは消失したために生じます。徐々に広がることも多く、手のひら、足の裏をのぞき、全身どこにでも発症しえます。尋常性白斑はうつる病気でもありませんし、白斑があるからと行って健康を害する病気ではありませんが、美容上、社会生活上のストレスの原因となり、気に病まれる方が多い疾患です。当院では治療以外にもカバーメイクで白斑を目立たなくする方法もご提案致します。

多汗症

「手のひらに汗がびっしょり」

もともと汗はかくものですが、日常生活に支障をきたすほど多量に汗をかく場合は多汗症と呼ばれます。若い患者さんが多く、成長とともに自然に治る場合もあります。主に手のひら、足の裏、脇でよくみられます。もともとこれらの部位は精神的な緊張に伴って汗の量が多くなります。滴り落ちるほどの汗をかいたり、紙がぬれるほどであったり、汗でペンが滑って握れないほどであったり、といった場合は治療により軽減することができます。

男性型脱毛症(AGA)

「自分もうす毛になるかもしれない」

男性型脱毛症(AGA)

思春期以降の男性の頭頂部や額の生え際の髪の毛が細く短くなり、抜け毛、うす毛が徐々に進行していく男性型脱毛症のことをAGAと呼びます。男性ホルモンの一種、ジヒドロテストステロン(DHT)が原因とされており、DHTにより髪の毛の成長サイクルが短くなるため、髪の毛はしっかり育たない状態のまま細くて短いうちに抜けてしまいます。そのためうす毛となっていくのです。遺伝だから仕方がないのでしょうか?家族に髪のうすい人がいるので、「自分もうす毛になるかもしれない」と思っている方は多いでしょう。AGAの発症には、男性ホルモンとともに遺伝が関与していると考えられていますが、AGAにおける遺伝の関与はまだ解明されていません。遺伝要素をもっていても必ずAGAになるわけではありません。最近では、適切な治療によってAGAの進行を予防したり、発毛を促したりする効果も期待できます。「うす毛は遺伝だから」とあきらめず、うす毛が気になったらお気軽にご相談ください。

Pediatric dermatology小児皮膚科

とびひ

とびひ

「掻いてたらジュクジュクが増えてきました。」

とびひの多くは虫さされや掻き傷などがきっかけとなり、菌が感染してかさぶたや水ぶくれを生じたものです。かゆみを伴い、掻きむしった指に菌が付着して別の場所に新しい病変が広がります。飛び火するように広がることからそう呼ばれるようになりました。掻きむしり予防のため軟膏やガーゼで保護したり、爪を短くしておくことも大切です。また、家族間での感染を防ぐため、兄弟姉妹と一緒の入浴は避け、極力最後に入浴しましょう。

水いぼ

「水いぼって取ったほうがいいの?」

水いぼは特に幼稚園児から小学校低学年によく見られる、ウイルスによる感染症です。数mm大の光沢のある丘疹で中央がくぼんでいます。中に白い塊があり、これにウイルスが含まれているため、これが掻破によって破れ、体のあちこちに広がっていきます。水いぼは自然に治っていきますが、治るのに時間を要し、完全に無くなってしまうには半年から数年かかります。昔は痛かった水いぼ取りも《ペンレステープ》といった貼るタイプの痛み止めが使えるようになったことで、痛みがかなり少なく処置が行えるようになりました。処置自体を怖がるお子さんもおられますので、相談しながら治療を選択していきます。

乳児湿疹

「きれいにしてるのに湿疹がひどいんです。」

《赤ちゃん肌》なんて言葉もあり、赤ちゃんのお肌はいつもツルツルと思われがちです。でも赤ちゃんのお肌はとても変わりやすいのです。生まれた直後はお母さんからのホルモンの影響が残っていて皮脂の分泌が多いのですが、生後2ヶ月を過ぎると皮脂の分泌は急激に減り乾燥しやすくなります。このため生後直後は脂っぽく脂漏性皮膚炎を起こしやすい状況で、しばらくすると逆に乾燥しがちで乾燥性の皮膚炎を起こしやすくなります。脂っぽい時期は逆効果の場合もありますし、乾燥時期に保湿しないと肌荒れの原因になります。赤ちゃんのお肌の状況に応じたスキンケアをご提案します。

おむつかぶれ

おむつかぶれ

「おむつが合わないんです。」

おむつかぶれはおむつが当たっている場所が赤いブツブツやただれた状態になります。赤ちゃんの皮膚はとてもデリケートなため、おむつとの摩擦やおしっこなどの刺激が肌荒れを起こします。おしり拭きの際、ウエットシート中のアルコール成分にかぶれる場合もあります。これくらいで病院に行ってもいいものか悩まれているお母さん、お父さんもお見かけします。まずはご相談ください。

あせも(汗疹)

「汗かいてたら痒くなってきました。」

あせもは、汗が出る途中の汗の通り道で溜まってしまい、周りに炎症を起こしたものです。子どもはその小さな体で大人と同じ数の汗の出口があるため、大人の2~3倍汗をかき、あせもができやすいのです。汗が乾きにくい首や肘の内側、膝の裏側などによくみられます。あせもを掻きむしっているとそこから細菌感染をおこし《とびひ》になる場合もあります。体温調整がききにくい乳幼児に多くみられますが、近年の気温の上昇で大人にもできやすくなりました。

Skin surgery皮膚外科

軟性線維腫

軟性線維腫

「首のブツブツが気になります。」

軟性線維腫はアクロコルドンあるいはスキンタグともいいます。首・脇・股などの摩擦を受けやすい場所に多くみられます。悪性化することがないので気にならなければ特に治療の必要はありませんが、引っかかって出血したり、見た目が気になる場合は切除したほうがよいでしょう。

粉瘤(アテローム)

「しこりができて、押すと中から臭いものが出てきます。」

粉瘤は毛穴の奥にできたしこりの中に皮膚の老廃物や皮脂が溜まった袋状の腫瘍で、多くの場合中央部には黒点状の開口部があります。内容物を押し出すと特徴的な悪臭を伴ったおから状の物質が出てきます。自然につぶれてなくなっていく場合もありますが、細菌感染を起こして赤く腫れ、痛みを伴う場合もあります。様子をみるか、切除するか、切開が必要か。粉瘤の状態と患者様のご要望に応じて治療を相談しすすめて参ります。

ほくろ

ほくろ

「このほくろとったほうがいいですか?」

これは良性か悪性かによります。一般的に良性のほくろが癌化する危険性はほとんどないといわれており、良性のほくろは放置していて問題ありませんが、悪性が疑われる場合は速やかに切除が必要になります。日本人は足の裏にほくろの癌ができやすいため、ここにできたほくろは注意が必要ですが、すべて悪性ということはなく良性のほくろも頻繁にみられます。良性か悪性かの判断は、外見の形状、色調、辺縁、表面の変化などから概ね判別可能です。近年ダーモスコピーという検査方法でさらに診断の精度が向上しました。気になるほくろは早めにご相談ください。

皮膚がん

「これは悪いものですか?」

皮膚に生じる悪性腫瘍のことを皮膚がんと呼びます。主に高齢者によく見られますが、あらゆる年代で可能性があります。よく見られるものでは基底細胞がん、有刺細胞がん、悪性黒色腫(ほくろのがん)があります。

基底細胞がんは皮膚がんの中で最も多いもので、顔面によく見られます。黒色調のものが多く、時に潰瘍を形成します。転移はほとんどみられませんが、放置しておくと大きな腫瘍となり、骨まで浸潤していきます。

有刺細胞がんは高齢者を中心に、顔面や手背にできやすいです。赤みがかって表面がびらん状で浸出液を伴う場合が多いです。進行するとリンパ節や肺等に転移する可能性があります。

悪性黒色腫(ほくろのがん)は、初期は良性のほくろと見分けが困難な場合もあります。非対称性が特徴的で《ふつうと違う》感じが重要です。ダーモスコピーなどを用いて早期発見に努めます。転移を起こしやすく見つけ次第早急に切除が必要です。

やけど

「あとは残りますか?」

やけどあとは一番気にされるところだと思います。やけどは深さによってⅠ度、Ⅱ度(浅達性、深達性)、Ⅲ度に分けられます。やけどあとが残るかどうかは深さによって決まります。やけどをできる限り深くしないために、やけどをしたらまず流水で30分ほど冷やしましょう。皮膚に伝わった熱をとることが大事です。そのあとで熱によって起きた炎症をとる治療を行い、水ぶくれやびらん部分は細菌感染を起こさないよう軟膏や被覆材で保護します。

やけどは熱いもので起きるとは限りません。湯たんぽやカイロ、電気毛布等の温かいものによる‘低温やけど’にも注意が必要です。温かい程度の温度ですが、長時間同じ場所にその熱が伝わり続けていると、ゆっくりと深い組織までダメージが及び、通常のやけどより重症になる場合が多いです。特に糖尿病などで神経障害のある方は熱源には十分に気を付けてください。

ウオノメ、タコ

「足の裏が硬くて踏むと痛いです。」

ウオノメ、タコは同じ場所に慢性的に圧迫や摩擦などの物理的刺激を受けて生じます。これは外部の刺激から皮膚を守るために起こる反応性の変化です。足がほとんどですが、肘をよくついて作業する場合は肘にできたり、あぐらや正座などで足首にできるいわゆる‘座りダコ’などもあります。タコはひどくなるとその下にきず(潰瘍)ができることがあり、時に感染して重篤になる場合もみられます。定期的な足のチェックを行いましょう。

巻き爪

巻き爪

「爪が食い込んで腫れてきました。」

巻き爪は爪の縁が過度にわん曲しており、前側からみるとアーチ形になった爪のことです。爪の縁が皮膚に食い込み、このために皮膚が赤く腫れて痛みを伴います。程度が強いと細菌感染をきたしたり、ジュクジュクした肉芽形成を伴います。原因としては爪の切り方の問題や、靴による圧迫、歩き方や重心のかけ方など、日常生活の習慣から生じることが多いと考えられます。痛いために食い込んでいる爪の部分を切ってしまうため、さらに爪の縁が食い込んでいくという悪循環を起こしている起こしているケースも見受けます。爪の切り方から爪の矯正まで丁寧に行っていきます。

床ずれ(褥瘡)

「おしりの傷がひどくなってきました。」

褥瘡は圧迫による皮膚の血流障害が原因で起きます。同じ体勢が続くと、下敷きになった皮膚の部分に自分の体重が加わり皮膚の血流障害が起こります。通常は痛くなって寝返りをうつことで圧が解除され皮膚障害は避けられます。しかし、寝たきりの場合は寝返りがうてないため血流障害が続き、皮膚が壊死していきます。高齢化社会に伴い、褥瘡を患う方も増えてきました。

褥瘡は臀部が有名ですが、骨のでっぱりがあり固いところに長時間当たる場所にはどこにでも起こり得ます。もともと通気性の悪い場所にできやすいため、壊死した皮膚をそのままにしておくと感染を起こし、急速に拡大する場合があります。

一度できた褥瘡は残念ながらすぐには治りません。しかし、除圧や処置を日々コツコツと行っていけば時間がかかっても、治る可能性が十分にあります。範囲が広く治りにくい場合も、患者様の苦痛を減らしたり、ご家族・介助者の方が無理なく継続できる処置内容およびサポート体制を一緒に整えていきましょう。

Problemこんなお悩みございませんか?

多汗症

多汗症とは手のひらや足の裏、脇などの汗が通常より多く、日常生活に支障をきたしている状態です。「テスト用紙が湿ってしまう」「汗でペンがすべる」「わきの汗が多く冬でも服がぬれてしまう」などの症状でお悩みの場合、症状の部位と程度によって治療をご提案致します。

塩化アルミニウム液

塩化アルミニウムは皮膚表面の汗の出口にふたを作り、汗の量を減らします。どの場所にも塗ることができますが、脇は特に効果的です。

イオントフォレーシス

イオントフォレーシス

水を入れた専用の機器に弱い電流を流し、15分間ほど手や足などを浸します。水の電気分解により汗の分泌をブロックし、発汗量を減らしていく治療です。効果が出るまでは週1~3回治療を行い、効果が出始めたら徐々に治療間隔を空けていきます。

ボトックス治療

ボトックスとは、ボツリヌス菌の毒素から抽出した成分を用いる治療です。ボツリヌス毒素自体は毒性の高いものですが、そこから毒性を除去しているので安全に使用できます。皮下にボトックスを注射して、汗の分泌信号をブロックすることによって発汗を抑えます。現時点では重症の腋窩多汗症のみ保険治療の対象となります。非常によく効く治療法ですが、効果は永続しないため6ヶ月に1度程度のペースで継続的な治療が必要となります。

紫外線治療

全身型紫外線治療器:ダブリン3シリーズNeoLux

全身型紫外線治療器:ダブリン3シリーズNeoLux

紫外線治療は従来の外用療法のみでは症状の改善がみられないような慢性の皮膚炎やかゆみに対して有効です。慢性疾患に対して用いるため照射のための通院も負担になりがちですが、当クリニックでは基幹病院と同等の全身型紫外線治療器を導入し、より短い照射時間で高い治療効果を出すことが可能になりました。また、スムーズに治療を受けられるよう紫外線専用の予約枠を設けています。

ターゲット型紫外線治療器:エキシプレックス308

ターゲット型紫外線治療器:エキシプレックス308

部分照射型の紫外線治療器です。照射範囲が小さいため健常部への紫外線照射を避け、病変部だけに照射できます。また、従来の紫外線治療器より出力が強いため、1回あたりの照射時間は数秒と照射時間も短縮でき、負担なく治療が可能になりました。

フットケア

フットケアとは、ウオノメやタコ、巻き爪など様々な足の病気の予防・ケアを行うことをいいます。最近では、糖尿病の方や人工透析をされている方、ご高齢の方など、足のトラブルに悩む方も多くなりました。足のトラブルは時に治りにくく、再発もしやすく、重症化すると時に足の切断を余儀なくされることも少なくありません。残念ながら現状では30秒に1回、世界のどこかで糖尿病のために足が失われているといわれています。
フットケアでは難治性の皮膚潰瘍の治療と処置、糖尿病や人工透析にともなう足の病変の予防と早期発見はもちろん、ウオノメやタコ、巻き爪など様々な足の病変を診療いたします。

アレルギー疾患

アレルギー疾患

アレルギー症状には大きく分けて即時型と遅延型があります。即時型はじんま疹やアナフィラキシーなど、遅延型はかぶれや薬疹などがよく知られており、症状がそれぞれ異なります。そのためアレルギー検査も即時型と遅延型で検査方法が異なります。
即時型アレルギーが疑われる場合は血液検査やブリックテストを行います。プリックテストは皮膚にアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)をのせて専用の針を用いて反応を見ます。

遅延型アレルギーの場合はパッチテストを行います。パッチテストはかぶれる頻度の高い成分をまとめて検査するパッチパネルシートや金属アレルギーを調べる金属パッチテストがあります。薬剤などほかの原因が疑われる場合は個別に検査する場合もあります。